2019年6月2日日曜日

ドラッグ

私は基本的にドラッグが嫌いだ。
闇市場に流れているドラッグは明確な意図をもってある種の人々によってプロモートされている。

いわゆるヒップスターはソフトドラッグに寛容な思想を持っていて、SNSその他で、何事かを喚いているが、そういった思想も当然ある種の人々によってプロモートされコントロールされている。
ドラッグを否定すると、気の小さいスクエアな感性と思考の持ち主だと分類される。若者はその種の人間としてカテゴライズされることに反発するだろう。
そう仕向けられている。
今日では、ドラッグと結びついた、思想、サウンド、ファッション、ヴィジュアル、すべてが誰かに都合のいいように最適値に調整されている。

現在の日本に存在するすべてのドラッグは、日本人の身体と精神を破壊する目的のために流通している。
ドラッグは、日本人の金を巻き上げ、さらに家庭を破壊する、という兵器としての意図を明確に持っている。
構図はアヘン戦争の時代となんら変わりはない。

ドラッグを使用すると、音感や色彩感が良くなる、などというが、ドラッグを使用して創作した音楽や映像を鑑賞すると、任意のドラッグは任意の感覚にのみ回路を開くが、それ以外の感覚は遮断する。
どの民族どの人種、年齢性別のいかんに関わらず、ドラッグを使用すれば、身体的精神的背景は剥奪されグローバルな感覚に方向づけられる。
ドラッグを使用して創作すると、その作品はローカルなものには絶対になりえない。
こういった特異な状態の感覚がテクノロジーと結合して、人間を獣の状態に貶めている。

「四十八茶百鼠」とかいうが、日本の古人は様々な歴史的背景の中で、精妙で繊細な色彩感覚を持っていた。音感も同様に。
この種の各民族の歴史的背景に由来する身体的感覚の多様性は、ドラッグと、ドラッグに寛容であるべきとするリベラル思想を諸国民の間に流し込みさえすれば、簡単に破壊できる。

ポップカルチャーと結合している音楽を聴くと、各人種民族の感覚をある一つの方向に向けて整流しようという意図を感じる。
ひらたくいうと、創作者が黒人であれ白人であれ日本人であれ、すべて同じ音楽に聴こえる。
現在の私の耳には。
ドラッグとテクノロジーの強度の結合の影響が、この均質化の原因の中心になっている。

と、ここまで書いてきてなんなんですが、私自身はドラッグを使用して作成した芸術作品にはとても親しみがあり、好きなものが多くある。
というより、自分の好きな芸術作品でドラッグが関与していないものの方が少ない。ほぼない、ともいえる。
若い頃から知らず知らずそういった作品を摂取してきて、美的な価値観を操作されてきた、ということですが……。

私の世代はもう駄目ですが、子供には浮世絵に描かれている多彩な色彩を見せて育てたいのです。本当は。
でも、街に出れば、LSDや大麻やコンピューターグラフィックスによって培われた色彩に、眼を攻撃されます。

私がノイズにこだわりがあるのは、もうどっちみち元には戻れないから、押しつぶして、再生するしかないと感じているからです。

2019年5月10日金曜日

産熟体操

整体出産をしなかった場合に産熟体操という骨盤を閉める体操を行う。

出産から35日目に行う、と野口先生はおっしゃっている。
大体5週間くらいとなる。

これは我々はやらなかった。

まず、完璧な整体出産ではなかったものの、失敗という程でもなかったので、必要ない、ということ。

もう一つは妻が昔、ある指導者から「痩せる」と言われ、行ったところ、逆に太った、という事実があること。

整体体操というのは実際には難しい。
呼吸の間隙を突くというのは素人には至難の業である。
失敗した時はかんたんには取り返しがつかない。

師匠も来ている方に産熟体操を進めたことはない、と言っていた。
整体体操は訓練していないと出来ない。

野口先生は一般の方に対する要求度が高かったと伺っている。
本にはかんたんに書いてあるけども、かんたんには出来ない。

2019年5月2日木曜日

匂ひ

赤ちゃん、一週間までは天然のお乳のような匂ひがした。
なんともいえないよい香りだった。
まだ、ミルクもお乳も与えてないのに、そんな匂ひがした。
毎日匂ひをかいでいた。

丁度、一週間で消えた。
そこからは無臭。

四週目くらいから、頭がおっさんのような匂いになってきた。
もうちゃんと洗わないと臭い。
人間て悲しいね。
どんどん汚れていく運命なんだろうね。

産れてから初めて、息子の腹に手を当てた時、炊き立てのご飯を連想した。
何も穢れがなかった。

その後すぐに、妻の腹に手を当てると、あまりにも多層に意や情や知といったようなものが積みあがっていて、何もわからなかった。どこまでも果てがない。底がない、という印象。

産れたての赤ちゃんと対比すると、大人になるということの意味がよくわかる。

2019年4月26日金曜日

新生児のサウンドトラック2

新生児とは誕生後1ヶ月までの赤ちゃんのことをいうそうです。
もう新生児ではなくなりました。

2週目から4週目によく聴いたCD。
選択は結構適当になっていった。1~2週目と比べると、聴けるものの幅が拡がった。
少しは歌ものが聴けるようになった。
宗教音楽よりはやはり気軽に聴けるようなものがよかった。シリアスなものは疲れる。
ノイズは聴けない。
というより、赤ちゃんの泣き方、呼吸の間、と抱いたときの音源の鼓膜との近接感が、そもそものノイズの起源ではないかと思った。
ノイズを出している音楽家は赤ちゃんの時に泣ききれなかった人が童心に帰っているのかもしれない。
それを考えると、ネガティブな意匠をまとうノイジシャンの立処に別の角度から光が当てられる。
ドローンやミニマルは好きなのだが、妻が嫌がるのでほぼ却下となった。

これから先、どのような音楽に子供がどう反応するのか、興味が尽きず、楽しみでなりません。

william basinski「silent night」
cluster「curiosum」
LEVEL「SYCLA」
k.leimer「music for land and water」
blokeback「morse code in the modern age:across the americas」
takagi masakatsu「airs note」
「風の谷のナウシカ オリジナルサウンドトラック」
「kankyo ongaku: japanese ambient,environmental & new age music 1980-1990」

2019年4月25日木曜日

体脂とB郡容血性連鎖球菌

準備していたことがあまり意味が無かったりする。

生まれたばかりの赤ちゃんには、体脂というぬるぬるした脂で覆われていて、その脂は石鹸などで落とさない方がよい、とされている。
病院で出産すると、問答無用できれいに洗われたりする。

事前の助産師さんとの打ち合わせで、体脂はそのままにしてくれ、とお願いしました。
出産時には助産師さんが間に合わずに私が取り上げたのですが、赤ちゃんには元々ほぼ体脂は付いていませんでした。

理由はわかりませんが、個人差があるようで、体脂が多い子も少ない子もいるみたいです。

もうひとつ。
妻はB郡溶連菌に感染していました。この菌自体はありふれた常在菌で、大人にはとくに悪さをしません(妊婦が感染している確率は10%から30%です)。
ですが、赤ちゃんが産道を通る時に、お母さんの膣経由で感染すると、1万人の赤ちゃんのうち、5人が感染症を発症し、15%が死亡するとされています。
対処としては、出産時に抗生物質を点滴で母体に投与することで、その感染率を低下させる、とうことで、助産師さんに点滴をしてもらうことになっていました。

これも助産師さんが間に合わなかったわけで、点滴をしませんでした。
もし感染して、急変するなら、2、3日中に症状がでる。
もしくは遅れて発症するなら1ヶ月後くらい、とのことでしたが、結局感染症にはなりませんでした。

準備して警戒していたことが、実際には起きずになんでもなかった例となりました。
こういったことは育児の忙しさの中で、どしどし忘れていきます。

2019年4月22日月曜日

6週間薄暗い中で生活する

出産から6週間は母子ともに眼の保護のため、光を制限し薄暗い中で生活する。
特に最初の2週は重要とされている。

これは想像していたよりたいへんだった。
子供が抱っこしていないと眠らないので(布団に寝かすと気付いて泣いて起きてしまう)、夫婦どちらかが常に子供を抱いていないといけない。
その間、暗いので本も読めないし、スマホも見れない。
食事もその暗い部屋で食べた。
私は音楽が好きなので、その間ずっと聴いていたが、それでもギブアップしそうだった。
病気でもないのにずっと寝ていた。3時間おきに起こされてミルクをあげる。
妻と交代すると休めるかというと、そんなことなく、我々は布オムツなので、その洗濯をして干して取り込んで畳む、料理を作り、買出しに行く。
帰ってきたら、今度はまた子供を抱っこ。
この繰り返しがエンドレスで続く。
とにかく、暗いのに眠れないのが苦痛。

アクシデントも起きる。
検診に来た助産師さんに写真をとられたが、カメラの操作に不慣れで、子供の近距離正面でフラッシュを3回ぐらい焚かれた。
ほんとうに参る。
その日は延々と、眼とお腹に愉氣をした。

2週目くらいから、眼が大きくなってきた。
まぶたが大きく開く。

3週目に入り、少し部屋を明るくした。
するとじょじょに光源に興味があるようで、明るい方ばかり見ている。明るい処に行きたい感じのようだ。
隣の部屋に電気を付けていると、その方ばかり見る。

最近は部屋を少し明るくして、光に慣れさせている。
正式には、6週くらい経ってから、足から直射日光にあてて、さらに少しづつ光に慣れさせるのだけど、実際そこまでできるのか、やるのか、今のところはわからない。
こちらの体力しだい。

2019年4月19日金曜日

入浴

入浴に関しては野口晴哉先生の『育児の本』に於ける「赤ちゃんの入浴」という章にて入浴法の解説があります。
また、堅田浩敬先生の『整体操法講座記録 育児編』に於いても詳細な記述があります。

私は事前にこれらを読んでいたので、意気込んでいました。
赤ちゃんのエネルギーはすべて入浴で分散させてみせるぞ、と。

実際に行ってみますと、整体的な入浴など、ほぼ不可能です。夫婦二人では。

「入浴は体を洗うのが目的ではなく赤ん坊の運動が主目的である」とありますが、泣きじゃくるうんこまみれの赤ちゃんは、溺れさせずに入浴させて汚れを落とすことで精一杯です。
指し湯をして温度を変化させながらの入浴も、できなくはないですが、厳密に温度を測りながらなど、到底出来ません。
現今の核家族での新生児の育児の忙しさと疲労は尋常ではない。
私ども夫婦は一日24時間、赤ちゃんに付きっ切りですが、それでもたいへんです。
旦那さんが、サラリーマンなどしていて、日中は一人で子守している奥様などは、氣が狂うと思います。

そういった現実が、今回の出産と育児で実地に経験できたことはたいへんにありがたいことです。

ともかく、入浴に関しては野口先生と違い、女中さんやお弟子さんがいない我々には、厳密な入浴は不可能と判断し、ひたすらうんこを洗い落とす日々です。

それでも、ぬるいところから、じょじょに熱くしていって、引き締めたところで、5分以内に出す、などは行っています。
夫婦二人だけの育児である場合、それで十分だと思います。

2019年4月11日木曜日

新生児のサウンドトラック

生後2週目位まででよく聴いたもの。
生後2週目までは目を守るため、この世界に目が馴染むまで特に部屋を暗くしていないといけなかったので、新生児と一緒にいる時間はスマホや本なども読むことが出来ないため、することがない。起きている時はずっと音楽を流しっぱなしにしていた。

かけていた曲は、私の趣味であり、赤ちゃんが嫌がることなく、また妻の許可が得られたものであった。3人の感覚が一致したもの。
それが以下のアルバムなのですが、順当でもあり以外でもありました。
レコードで所有しているものは寝室では聴けませんので除外。CDで所有しているもののみに限りました。

ビートがあると聴けない。
電子音は注意深く音色を作らない限り苦痛。
呼吸が長く、時間の感覚が失調する方が聴きやすい。
クラシックは速度が速い曲が多いため聴けない、部屋の雰囲気が変化しすぎる。
ジャズはうるさい。
短調が作為的に聴こえる。
無調は聴けない。
トゲがあると聴けない。
言葉は無い方がよい。
不思議なことにビートルズは静かな曲に聴こえた。とくにポール作曲のもの。
3人がそれぞれ勝手に調子を把握できるものがよいみたいだ。

結論。
やっぱりENOは鉄板だった。


brian eno 「music for airports」「on land」「apollo」「the pearl」
stars of the lid 「stars of the lid & their refinement of the decline」
a winged victory for the sullen「a winged victory for the sullen」
ローデリウス「愚者の庭」
「ツイン・ピークス オリジナル・サウンドトラック」

2019年4月9日火曜日

しょいしょい音頭

赤ちゃんをあやす時、座ったり寝たりしても泣き止んでくれない。
しかし、立って抱いてあやすと泣き止むことが多い。
その時に私はよく「しょいしょい、しょいしょい」と呟きながら揺すぶってた。
これを観て妻が「しょいしょい音頭」と命名。

最初の頃は縦に小刻みに揺らしていたけども、次第に腰椎2番で左右に揺らした方が効果的なことに気づいた。

赤ちゃんが左右型だからなんだろうか。
わからないが、左右の動きがしっくり馴染んだ。

妻によると、不得意な左右の動きをそうやって学んでいくんだよ、とのことでした。

2019年4月8日月曜日

7日の波

妻は出産から7日経って大きく身体が変化した。
始めて7日で動く波を実感できた。

それにしても、育児に忙しくて、どうしても妻の身体を観ることが後回しになってしまう。
観てる暇がない。