2021年8月23日月曜日

風邪

子供を観ていると風邪を引くと、引くたびに成長する。
これは明らか。
風邪が節目となる。

風邪により何かが身体で起きている。

ウイルスにより風邪を引くは虚偽。
身体により風邪を引くも虚偽。
必要な時に必要なことが起きるが真。

身体が出来事を経過しうるかは氣の持ちよう。
氣が身体を導くように感じる。
感じるのであって、考えていない。
氣が壊れれば身体も壊れる。

何が生じるかはわからない。
ただただ謎。
正解には斬近しうるが、到達しない。
翻弄される裡で氣を保つと、前が観えてくる。
前とは身体の全面の空間。

病後、前面の空間が改まる印象。
空間が変形する。
身体はそれに応じる。
氣が空間の先にある。

2021年8月1日日曜日

階層

上品な少年に会った。
この辺りで少し経済的に裕福な地区。
ああいう子が中学受験とかするんだなあ、と。
明確に違う。
ちゃんと裕福。
身体周囲の氣がクッキリしている。
親切で知的な大人のみに囲まれて育った氣。

我が家は車で方々の公園に出かけて、複数の公園で遊ばせている。
公園ごとで人間の様子がかなり違う。
階層が地区で区切られていることを実感する。

別の少年。
市民センターを出たところで、話しかけられた。
小学1年か2年位。
その市民センターでブレイクダンスの教室をやっていて、それをたまたま覗いた後だったので、ダンスの帰り?
などと聞くと、「塾だよ」とのこと。
塾は午前から、少年と会ったのは夕方。塾が終わった後は遊んでいいと言われているらしい。
その子は少しぐずっていた息子の手を握って、我々と別れて行った。
この年齢で大人と物怖じせず話せることに驚愕。
私の時代はそんな同級生はいなかった。
なんというか、もうこの年齢で子供ではない、ということ。
このことに私はポジティブな印象をあまり受けなかった。

親の文化的経済的資本によって、小学1年生くらいでもはや「すべきこと」が決定されていて、当人の裡に内面化が完了している。

私の息子は、何に興味を持って何をしたがるのか?
精神分析では親の無意識の欲望が子に転移して、構造化されるとのことだが、悪いけど、私はそんなもの一切信用していない。