2019年4月26日金曜日

新生児のサウンドトラック2

新生児とは誕生後1ヶ月までの赤ちゃんのことをいうそうです。
もう新生児ではなくなりました。

2週目から4週目によく聴いたCD。
選択は結構適当になっていった。1~2週目と比べると、聴けるものの幅が拡がった。
少しは歌ものが聴けるようになった。
宗教音楽よりはやはり気軽に聴けるようなものがよかった。シリアスなものは疲れる。
ノイズは聴けない。
というより、赤ちゃんの泣き方、呼吸の間、と抱いたときの音源の鼓膜との近接感が、そもそものノイズの起源ではないかと思った。
ノイズを出している音楽家は赤ちゃんの時に泣ききれなかった人が童心に帰っているのかもしれない。
それを考えると、ネガティブな意匠をまとうノイジシャンの立処に別の角度から光が当てられる。
ドローンやミニマルは好きなのだが、妻が嫌がるのでほぼ却下となった。

これから先、どのような音楽に子供がどう反応するのか、興味が尽きず、楽しみでなりません。

william basinski「silent night」
cluster「curiosum」
LEVEL「SYCLA」
k.leimer「music for land and water」
blokeback「morse code in the modern age:across the americas」
takagi masakatsu「airs note」
「風の谷のナウシカ オリジナルサウンドトラック」
「kankyo ongaku: japanese ambient,environmental & new age music 1980-1990」

2019年4月25日木曜日

体脂とB郡容血性連鎖球菌

準備していたことがあまり意味が無かったりする。

生まれたばかりの赤ちゃんには、体脂というぬるぬるした脂で覆われていて、その脂は石鹸などで落とさない方がよい、とされている。
病院で出産すると、問答無用できれいに洗われたりする。

事前の助産師さんとの打ち合わせで、体脂はそのままにしてくれ、とお願いしました。
出産時には助産師さんが間に合わずに私が取り上げたのですが、赤ちゃんには元々ほぼ体脂は付いていませんでした。

理由はわかりませんが、個人差があるようで、体脂が多い子も少ない子もいるみたいです。

もうひとつ。
妻はB郡溶連菌に感染していました。この菌自体はありふれた常在菌で、大人にはとくに悪さをしません(妊婦が感染している確率は10%から30%です)。
ですが、赤ちゃんが産道を通る時に、お母さんの膣経由で感染すると、1万人の赤ちゃんのうち、5人が感染症を発症し、15%が死亡するとされています。
対処としては、出産時に抗生物質を点滴で母体に投与することで、その感染率を低下させる、とうことで、助産師さんに点滴をしてもらうことになっていました。

これも助産師さんが間に合わなかったわけで、点滴をしませんでした。
もし感染して、急変するなら、2、3日中に症状がでる。
もしくは遅れて発症するなら1ヶ月後くらい、とのことでしたが、結局感染症にはなりませんでした。

準備して警戒していたことが、実際には起きずになんでもなかった例となりました。
こういったことは育児の忙しさの中で、どしどし忘れていきます。

2019年4月22日月曜日

6週間薄暗い中で生活する

出産から6週間は母子ともに眼の保護のため、光を制限し薄暗い中で生活する。
特に最初の2週は重要とされている。

これは想像していたよりたいへんだった。
子供が抱っこしていないと眠らないので(布団に寝かすと気付いて泣いて起きてしまう)、夫婦どちらかが常に子供を抱いていないといけない。
その間、暗いので本も読めないし、スマホも見れない。
食事もその暗い部屋で食べた。
私は音楽が好きなので、その間ずっと聴いていたが、それでもギブアップしそうだった。
病気でもないのにずっと寝ていた。3時間おきに起こされてミルクをあげる。
妻と交代すると休めるかというと、そんなことなく、我々は布オムツなので、その洗濯をして干して取り込んで畳む、料理を作り、買出しに行く。
帰ってきたら、今度はまた子供を抱っこ。
この繰り返しがエンドレスで続く。
とにかく、暗いのに眠れないのが苦痛。

アクシデントも起きる。
検診に来た助産師さんに写真をとられたが、カメラの操作に不慣れで、子供の近距離正面でフラッシュを3回ぐらい焚かれた。
ほんとうに参る。
その日は延々と、眼とお腹に愉氣をした。

2週目くらいから、眼が大きくなってきた。
まぶたが大きく開く。

3週目に入り、少し部屋を明るくした。
するとじょじょに光源に興味があるようで、明るい方ばかり見ている。明るい処に行きたい感じのようだ。
隣の部屋に電気を付けていると、その方ばかり見る。

最近は部屋を少し明るくして、光に慣れさせている。
正式には、6週くらい経ってから、足から直射日光にあてて、さらに少しづつ光に慣れさせるのだけど、実際そこまでできるのか、やるのか、今のところはわからない。
こちらの体力しだい。

2019年4月19日金曜日

入浴

入浴に関しては野口晴哉先生の『育児の本』に於ける「赤ちゃんの入浴」という章にて入浴法の解説があります。
また、堅田浩敬先生の『整体操法講座記録 育児編』に於いても詳細な記述があります。

私は事前にこれらを読んでいたので、意気込んでいました。
赤ちゃんのエネルギーはすべて入浴で分散させてみせるぞ、と。

実際に行ってみますと、整体的な入浴など、ほぼ不可能です。夫婦二人では。

「入浴は体を洗うのが目的ではなく赤ん坊の運動が主目的である」とありますが、泣きじゃくるうんこまみれの赤ちゃんは、溺れさせずに入浴させて汚れを落とすことで精一杯です。
指し湯をして温度を変化させながらの入浴も、できなくはないですが、厳密に温度を測りながらなど、到底出来ません。
現今の核家族での新生児の育児の忙しさと疲労は尋常ではない。
私ども夫婦は一日24時間、赤ちゃんに付きっ切りですが、それでもたいへんです。
旦那さんが、サラリーマンなどしていて、日中は一人で子守している奥様などは、氣が狂うと思います。

そういった現実が、今回の出産と育児で実地に経験できたことはたいへんにありがたいことです。

ともかく、入浴に関しては野口先生と違い、女中さんやお弟子さんがいない我々には、厳密な入浴は不可能と判断し、ひたすらうんこを洗い落とす日々です。

それでも、ぬるいところから、じょじょに熱くしていって、引き締めたところで、5分以内に出す、などは行っています。
夫婦二人だけの育児である場合、それで十分だと思います。

2019年4月11日木曜日

新生児のサウンドトラック

生後2週目位まででよく聴いたもの。
生後2週目までは目を守るため、この世界に目が馴染むまで特に部屋を暗くしていないといけなかったので、新生児と一緒にいる時間はスマホや本なども読むことが出来ないため、することがない。起きている時はずっと音楽を流しっぱなしにしていた。

かけていた曲は、私の趣味であり、赤ちゃんが嫌がることなく、また妻の許可が得られたものであった。3人の感覚が一致したもの。
それが以下のアルバムなのですが、順当でもあり以外でもありました。
レコードで所有しているものは寝室では聴けませんので除外。CDで所有しているもののみに限りました。

ビートがあると聴けない。
電子音は注意深く音色を作らない限り苦痛。
呼吸が長く、時間の感覚が失調する方が聴きやすい。
クラシックは速度が速い曲が多いため聴けない、部屋の雰囲気が変化しすぎる。
ジャズはうるさい。
短調が作為的に聴こえる。
無調は聴けない。
トゲがあると聴けない。
言葉は無い方がよい。
不思議なことにビートルズは静かな曲に聴こえた。とくにポール作曲のもの。
3人がそれぞれ勝手に調子を把握できるものがよいみたいだ。

結論。
やっぱりENOは鉄板だった。


brian eno 「music for airports」「on land」「apollo」「the pearl」
stars of the lid 「stars of the lid & their refinement of the decline」
a winged victory for the sullen「a winged victory for the sullen」
ローデリウス「愚者の庭」
「ツイン・ピークス オリジナル・サウンドトラック」

2019年4月9日火曜日

しょいしょい音頭

赤ちゃんをあやす時、座ったり寝たりしても泣き止んでくれない。
しかし、立って抱いてあやすと泣き止むことが多い。
その時に私はよく「しょいしょい、しょいしょい」と呟きながら揺すぶってた。
これを観て妻が「しょいしょい音頭」と命名。

最初の頃は縦に小刻みに揺らしていたけども、次第に腰椎2番で左右に揺らした方が効果的なことに気づいた。

赤ちゃんが左右型だからなんだろうか。
わからないが、左右の動きがしっくり馴染んだ。

妻によると、不得意な左右の動きをそうやって学んでいくんだよ、とのことでした。

2019年4月8日月曜日

7日の波

妻は出産から7日経って大きく身体が変化した。
始めて7日で動く波を実感できた。

それにしても、育児に忙しくて、どうしても妻の身体を観ることが後回しになってしまう。
観てる暇がない。

2019年4月7日日曜日

氣の方向

赤ちゃんがお乳を吸っている時、後頭部を愉氣するとよいという。
野口先生の講義録によると、頚椎3番に愉氣をする、とおっしゃっている。頚椎3番の含意はよくわからない。鼻呼吸の通りをよくするためだろうか(『育児の本』P.121に「3番を冷やしたときには吸う力が弱くなる」とあります)。

先日言われている通りに後頭部に愉氣していると、氣の方向が口から後頭部へという流れだった。
考えれば当然だけど、お乳の流れる方向に氣が流れていた。

やはり野口整体は、こちらが働きかけて「やってやる」とか「治してやる」という心と身体の動きとは正反対の氣が根本にあって成立していると思う。

だとしたら、最終的に氣は面から線にそして点に、最後に無になるべきものだろう。
少なくとも野口晴哉の氣はそういうものだったのではないか、と。
あくまでも、現状の私の水準に於ける理解ですが。

毎日の育児が勉強です。
わが子から学ぶことは多くあります。

2019年4月6日土曜日

昔の自分

泣き叫ぶ子供を抱いてあやしていると、かつての自分もこうされたかったのではないかと思った。

私が生まれた時、早産だったかなんだか母によると記憶がさだかでないが、1週間入院していたとのこと。

私が退院して後に母が私を抱くと「泣ききらない。泣き始めてあやすと泣くのを途中で止めて真顔になる」ということだった。
後年これを聞いた私は、きっと泣いても誰も寄ってこないから諦めたんだろう、と思った。
実際、私は諦めの早い人間に成長し、自分の要求を声を大きくして主張するということは殆ど無い。
基本的に黙って事を進める。

それはそれとして、我が子は抱きながらスマホをすると嫌がるし、私と妻以外の人間が家に来ると緊張して大人しくなる。
布団でなかなか寝てくれない。
抱っこしたり胸の上に置かないと寝ない。
ある赤ちゃんの写真を見ると、後頭部に毛がまったく生えていない。
ずっと大人しく仰向けでベッドで寝ているかららしい。珍しくないことだそうだ。
我が子の後頭部はふさふさ、この子はじっとしていない。

2019年4月4日木曜日

カニババ、胎便

赤ちゃんが誕生した後、カニババ(胎便)という真っ黒い便を出します。

この便は整体では、親から受け継いだ不要なものとされていて、この便を出し切る前に母乳を与えてしまうと、便が腸内で固まってしまって、出なくなり、その後、アトピーや皮膚病の原因になるとされています。

誕生初日には、出ませんでした。
やはり心配でした、出切らないうちには飲ませることはできませんから、脱水症状になってしまいます。

初乳の前までは水にレモンか、牛乳を一滴垂らしたものを飲ませるとされています(僅かに雑菌を与えるという趣旨)。
これをすると、メレナという出血が止まらなくなる病気にならないとされています。
因みに、メレナにならないために、何とかというシロップを通常は飲みます。とはいえ、そのシロップを飲んでも、原因不明の脳内出血や臍からの出血の確率が低くなる、ということのようなので、(何が起きても文句は言いませんという)同意書にサインをして、もちろん飲ませませんでした。

結果的に誕生翌日からカニババが出始め、最終的に3日間で計15回出ました。完全に無臭でした。
出切った時、最後には粘液だけが出ると野口先生はおっしゃっていますが、そこまで待てませんでした。
多分これで最後だろうという感じでした。
最後から三回前の胎便が驚くほど大量でした。その後、少量が二回出て終わり。
実はカニババを出し切る前からミルクを与えていましたが、少量のためか、ミルクを与えた後にもカニババは出ました。

ミルクは本当は与えたくなかったんですが、子供の体重の低下の為、仕方なく決断しました。

なめてましたが、初産では簡単におっぱいは出ない!