準備していたことがあまり意味が無かったりする。
生まれたばかりの赤ちゃんには、体脂というぬるぬるした脂で覆われていて、その脂は石鹸などで落とさない方がよい、とされている。
病院で出産すると、問答無用できれいに洗われたりする。
事前の助産師さんとの打ち合わせで、体脂はそのままにしてくれ、とお願いしました。
出産時には助産師さんが間に合わずに私が取り上げたのですが、赤ちゃんには元々ほぼ体脂は付いていませんでした。
理由はわかりませんが、個人差があるようで、体脂が多い子も少ない子もいるみたいです。
もうひとつ。
妻はB郡溶連菌に感染していました。この菌自体はありふれた常在菌で、大人にはとくに悪さをしません(妊婦が感染している確率は10%から30%です)。
ですが、赤ちゃんが産道を通る時に、お母さんの膣経由で感染すると、1万人の赤ちゃんのうち、5人が感染症を発症し、15%が死亡するとされています。
対処としては、出産時に抗生物質を点滴で母体に投与することで、その感染率を低下させる、とうことで、助産師さんに点滴をしてもらうことになっていました。
これも助産師さんが間に合わなかったわけで、点滴をしませんでした。
もし感染して、急変するなら、2、3日中に症状がでる。
もしくは遅れて発症するなら1ヶ月後くらい、とのことでしたが、結局感染症にはなりませんでした。
準備して警戒していたことが、実際には起きずになんでもなかった例となりました。
こういったことは育児の忙しさの中で、どしどし忘れていきます。