記念写真も嫌いで、自分は撮られることを避けていた。
だからあまり若い頃の写真などは残っていない。
年を取ると自分を支えてくれるものは想い出しかなくなる、ということを認めざるをえない。
過去の良い想い出だけが自分の支えになる。
本音は、過去を振り返ると後悔しかなく、やり直したいことばかりだ。
私のような中年にはもはや未来などなく、未来は自分の子供に完全に投影される。
これが普通の中年男性の精神状態だ。
子供がいなくなると、未来が完了する。
何が言いたいのかというと、後ろ向きに前に向かって歩くことを否定するべきではない、ということです。