2020年8月2日日曜日

1歳ほどの私の息子が最初に踊り出した時、膝で踊った。
全身では踊らなかった。
以後、腰椎3番で捩じったり、腰椎2番で左右に身体を振ったりして踊る。
それでもとにかく、膝を中心にして踊る。

観ていて、少しづつ膝のこと、身体の繋がりがわかってきた。
膝蓋骨の上がり、膝裏の弛み、足首、股関節、腰椎3番。
これらは骨盤、生殖器への集注。

はたして弛んでいく方向の舞踏は存在しているのか。
弛む方向の動きはもはや舞踏とは呼ばないのではないだろうか。

衰弱に端を発する動きを人は何と呼ぶのだろうか。

活元運動は、積極的な舞踏にも、消極的な舞踏にも成りうる。
消極的な方は、とても人様に御見せ出来ないので、皆で瞑目して行うのだろう。

とはいえ、もともとが健康になりたいというような願望は消極的なものだ。その動きが、修養の中で積極性の動きに転換するのであれば、そこが生命の醍醐味といえるのだろう。