これは産まれた時から。
立ち歩きを始めますと、この弛い方の股関節が、逆に固くなる、と言われています。
岡島瑞徳先生の平成17年6月12日の中等講座の第3講に於いて、男と女の股関節の問題が語られています。
ここで岡島先生が発見された、男女の股関節の相違に関する仮説を野口先生の高弟であった吉田順平先生に電話で聞くと、整体では昔からそういうふうにいわれている、とおっしゃったというくだりは、ちょっと面白いです。
楽屋落ちみたいな面白さなのですが、一生懸命整体を研究して、新発見した、と思っても、元々そう伝わっているよ、と言われてしまう世界なわけです。
しかし、自分の力で発見するのと、最初から懇切丁寧に教わる、というのはかなり違うことなわけなのですが。
それはともかく、産まれた時からの股関節異常は、栄養状態がよくないからだ、と野口先生の『育児の本』には書かれています。
これを治すには13ヶ月までの栄養がすべてであり、この期間に栄養を満たさないと、その後にどんなに栄養を与えても、もう満ちることはないとのことです。