稽古をかねて妻と下駄を履いて裏山を散策。
靴でなく下駄を履くと、確かに腰椎4番で山を登るかたちになる。
靴だと腰椎5番にしか焦点が集まらない。
腰椎4番で登る山と腰椎5番で登る山では、その体験の意味が違ってくるだろう。
たくさん蚊に血を吸われてまいったけど、自身の身体を違った視点から内観できたので良い経験になった。
一年ぶりに山頂の稲荷神社にご挨拶できたのもよかった。
いつもとまったく違う処が疲れましたが、昔の日本人は皆こういった身体の使い方をしていたのかと思うと、気が遠くなります。
戦前の日本人が創り上げた技術体系を、この平成の世に生きる我々が学ぶことは、非合理の極みであらざるを得ないので、やはりこの道は茨の道なのだなと思います。