2017年2月2日木曜日

なるほどねー

以前師匠に着手されたときのこと。するなり。
「なるほどねー」と。
なにが「なるほどねー」なのかの説明はない。
何時もこういう調子。

師匠は着手しただけで、ひとつづつ背骨に触らなくても、各椎骨の状態が認識できる。
自分で自分の知らない状態を観られることはやはり恐ろしい。

私の頚椎3番からの1側が胸椎7番の右2側に繋がっていた。
胸椎7番の左は癌や血液異常、右はあまり出ない処で少し不思議がっていた。
7番は対象のない漠たる不安や恐怖の骨でもあり、それが上からの1側につながるということは、「不安に苛まれている?」と聞くと、「そう、不安に苛まれている」と言ってこらえきれないという感じで普段冷静な師匠が、くすくす笑った。

身に憶えはある。
こういったこと、背骨の状態から観る自分自身の無意識が意識的に認識できたとしても、するべきことは腹を決めること以外になにもない。

結局のところ自分自身の眼前にある現実を変えなければ、背骨も変わらない。