2021年8月1日日曜日

階層

上品な少年に会った。
この辺りで少し経済的に裕福な地区。
ああいう子が中学受験とかするんだなあ、と。
明確に違う。
ちゃんと裕福。
身体周囲の氣がクッキリしている。
親切で知的な大人のみに囲まれて育った氣。

我が家は車で方々の公園に出かけて、複数の公園で遊ばせている。
公園ごとで人間の様子がかなり違う。
階層が地区で区切られていることを実感する。

別の少年。
市民センターを出たところで、話しかけられた。
小学1年か2年位。
その市民センターでブレイクダンスの教室をやっていて、それをたまたま覗いた後だったので、ダンスの帰り?
などと聞くと、「塾だよ」とのこと。
塾は午前から、少年と会ったのは夕方。塾が終わった後は遊んでいいと言われているらしい。
その子は少しぐずっていた息子の手を握って、我々と別れて行った。
この年齢で大人と物怖じせず話せることに驚愕。
私の時代はそんな同級生はいなかった。
なんというか、もうこの年齢で子供ではない、ということ。
このことに私はポジティブな印象をあまり受けなかった。

親の文化的経済的資本によって、小学1年生くらいでもはや「すべきこと」が決定されていて、当人の裡に内面化が完了している。

私の息子は、何に興味を持って何をしたがるのか?
精神分析では親の無意識の欲望が子に転移して、構造化されるとのことだが、悪いけど、私はそんなもの一切信用していない。