整体では赤ちゃんが生まれた後、カニババ(胎便)を出し切るまでは初乳を与えてはいけないといわれている。
親から受け継いだ悪いものを出し切る前にお乳を飲むと、後にアトピーなどの病気になるとされている。
その話を、助産師さんにすると、赤ちゃんは産後一時間が一番覚醒してるの、出てきてすぐおっぱいを探し出すのね、それからすぐ寝て、2日ぐらいほとんどずっと寝てしまって、たまに起きて胎便をだすねえ、だからみんな結構その2日間で出し切ると思うヨ。あはは。
と、おっしゃった。
へえ、と思いました。
この話が正しいとすると、野口先生はお乳を飲みたがってる赤ちゃんを一時間制止して、飲ませずに、肝臓に愉氣していたことになる。
わかっててやってるのだとしたら、すごい感覚だ。
たしかに、よくよく考えてみると不思議というか、寝起きでそんな腹へってる?
とかも思います。
赤ちゃん、本当は何か別のものを探しているのかも。
しかし、テレビで馬とか牛とかの出産映像を観ていると産まれてすぐにお乳を飲んでいる。
人間が家畜動物を観ていて、出産後すぐにお乳を飲む様子を刷り込まれたのかもしれないし、やっぱり本能で飲みたがるのかも。
もしくは、左右型とそれ以外の体癖ではしょっぱなから行動特性が違う?
いずれにしても、病院で産むと、新生児室は別室でそこにすぐに連れて行かれ、お乳の時間になると授乳室で授乳して、授乳が終えたらまたそれぞれ別の部屋に帰る、という病院もあります。
こういった方針を取っている病院で出産した場合は赤ちゃんの個性は何もわかりません。
産まれたときから、数字上の時間通りにあらゆるスケジュールが決められています。
本能など何処吹く風です。
その分、国全体の出生時死亡率は下がるのでしょう。
最近はカンガルーケアなどといって、出産後すぐに赤ちゃんをお母様が抱っこしてしばらく過ごす、というオプションが用意されている病院、産婦人科もあります。
私は今回の妻の出産で様々ネットで調べまして、それぞれの病院や医者によって、まったく考え方が違い、方針そして料金も違うということを知りました。
国家は、人間の誕生を管理する方向ですが、今のところはまだ路地裏のような抜け道がいくつかあります。
本音では、国家としては助産院を無くしたいのでしょう。
私の孫の世代は自宅出産など許されるのでしょうか。
その時はもう完全にできなくなっているような氣がします。
本能のままの出産などあっちゃ困るんでしょうね。