師匠からサラッと言われたひとこと。
たしかにそうだなと思う。
頭が緊張する理由のひとつには、ただぼんやり視ているスマホの画面の端に扇情的な広告が掲載されているということがあると思う。
視たくて視てるならそれでいいわけですが、視たくも無い画像映像を強制的に見せられる。
テレビの場合はそこまでの画像映像は放映されない。
テレビはテレビで問題の多いメディアですが、インターネットはインターネットで別種の苦痛を人間に与えている。
無防備な時に、眼の端に入ってくる映像は意外に影響が大きい。
電車に乗っていても、最近はバックライトの広告から逃れられない。
消費を促す広告+バックライトという組み合わせは、本当に苦痛。
あれならまだ昔のエロ本の方が叙情的で風景の中に溶け込んでいた。
あの時代のあれらは、性器的緊張であって、少なくともいまほど頭は緊張しなかった。